指導方針
① 生徒の苦手箇所を把握し、塾長自ら一人ひとりに最適な学習プログラムを作成
まずは生徒がどこでつまづいているのか、どの内容が苦手なのかを把握し、必要であれば前の単元まで遡って復習する必要があります。逆に、きちんと理解されていて先に進めるようであれば、どんどん先に進んでもらうこともできます。
生徒のみなさん一人ひとりの習熟度・理解度は当然違っておりますので、全体授業ということではなく、一人ひとりに合った学習計画を立て、そのプランをこなしていくことが学力の向上につながると考えております。都幾塾が「個別指導教室」と銘打っているゆえんでもあります。
② 反復学習による基礎の定着。必要ならば、何学年も遡って復習します。
何事もそうであるように、勉強においても基礎・基本の習得が不可欠です。塾長である自身の経験からも、ここの箇所はとりわけ重要だと考えるに至りました(後述の「塾長について」の項目をご覧ください)。
分かった気になる、ということではなく、「わかった!」と思えることが大事であり、土台作りにはできるだけ時間をかけます。
③ 子供たちが自立して学習できるよう、塾長が責任を持って指導します。
「1対1のマンツーマン指導なのですか?」
そう質問を受けることがあります。「個別指導」と謳っておりますのでそのように思われるかもしれませんが、当塾は厳密に言うとマンツーマン指導とは少々異なります。
結局、試験・受験に臨むのは自分自身であり、他の誰かが助けてくれるわけではありません。学習においても、常に先生が隣にいるというようなマンツーマン指導を続けた場合、子供たちはいつまでも自立できず、人から指示を受けないと勉強できない思考になってしまいます。
一番のゴールは、生徒一人ひとりが自立して学習できる習慣、思考を身に付けること。その力は、社会に出てからも必ず役に立つはずで、当塾ではそうした考えの下、大量の宿題を課したり、子供たちが困っている状況を先回りして指導することは基本的に控えております。
④ 課外授業、しごと体験などプラスαの教育
塾のあるときがわ町は、本当に自然豊かな美しい場所です。大都市では味わえない、自然に恵まれた土地ならではの体験を子供たちにしてもらいたい。
そんな想いも、都幾塾の立ち上げ動機の一つになっています。
たとえば、キャンプ体験やヤギとのふれあい、そして楽器演奏、カフェでの仕事体験などなど、いわば部活動のように経験してもらえます。そして、生徒たちのアイディアや意見によって、こうした「部活動」がどんどん増えていけばきっと楽しい場になるだろうなと感じています。
"塾で過ごす時間の中で、これまでできなかったことが、できるようになった。"
小さいことでも成功体験が積み重なると、自分に自信が持てるようになりますし、人間的な成長につながります。
都幾塾は、このようにして全人格的な教育を目指しています。
塾長について
あらためまして、都幾塾 塾長の田中です。
自然豊かなときがわ町で、子供たちにプラスアルファの教育機会を提供し、成功体験を積んでもらいたいという想いから、都幾塾の開校を決めました。
小学校低学年の時に脚の病気を患い、3年間の入院生活を送ります。
手術を経てその後順調に回復したものの、学習面で後れをとり成績は平均以下。また運動も苦手だったことから、消極的で泣き虫に育ち、学校には自分の居場所がないと感じていました。
その後、地元の市立中学に進学し、さらに県立高校に進学するも、入った高校は第一志望ではなかったことから学校生活に身が入らず、中学時代に上がった成績も下降の一途を辿りました。大学受験にも失敗します。
悲嘆にくれる中、朝夕に新聞配達をし、昼間は図書館で勉強するという浪人生活を一年間経験。各科目の高校基礎の参考書と赤本を用意して、基礎の学び直し+過去問対策という二段構えで勉強しました。毎日早めに就寝し、勉強は昼間のみ。
このように、受験は応用力よりも基礎力が大事だったといま振り返って思います。
この頃「世界に羽ばたきたい」という夢を抱き始め、国際関係を学べる大学に入学し、好成績を収め大学院に進学。
このような自身の経験から、人の成長には「成功体験」が不可欠だと確信し、地域の子供たちには自分の子供の頃のような思いはして欲しくありません。
学習面はもちろん、勉強以外でも「昨日までできたなかったことができるようになった!」というように、日々の小さな成功をつかむ経験を小中学校の間に体験しておくことが、その後の人生に大きく影響すると思っています。
都幾塾で一緒に自信を積み重ねる経験をしていきましょう!